こんにちは、春日部で車検やカー用品販売を行っているカーティスト代表の筒井です。
事の始まりは昨年末に「車で食事に行って食べ終わって帰ろうとしたらエンジンがかからない」という緊急依頼をいただいたことでした。
ちょうど別件の作業をしていた場所から近かったこともあり1時間以内で現場に到着。
セルは回るし点火系をチェックしても異常なしということで、60系ノア・ヴォクシーに多い燃料ポンプトラブルに狙いを定めてとあることをすると無事エンジンがかかりました。
これでレッカー移動の必要がなくなり、原因も特定できたのでお客様のご自宅まで移動して修理する運びとなりました。
ということで2回に分けてフューエルポンプ交換について画像多めでお送りしたいと思います。
まずはセカンドシートを取り外します。
ちなみに作業開始が17時過ぎで暗かったため、アストロプロダクツのEVO18シリーズCOBワークライトを使用しました。
真ん中の配線が繋がっている部分に燃料ポンプがあります。
年式やグレード、駆動方式などによって場所に若干の違いがあるようです。
丸い蓋は特にボルトなどでは留まっていませんが、かなりがっちりくっついています。
蓋の右側の平らな部分にマイナスドライバーなどを使ってきっかけを作り、ゆがまないように全体を少しずつはがしていきます。
裏側に強力なブチルがあるためボルトが無くてもしっかり固定されています。
作業が終わって蓋を戻す時は必要に応じてブチルを追加します。
ということで現れたフューエルポンプユニット。
早速取り外したいところですが、ごみやほこりが入るといけないので周りを清掃します。
念のためにユニットの上側だけではなく周辺も広範囲に掃除しておきます。
綺麗になったら繋がっている配線やパイプを外して行きます。
パイプはCリングのようなロック機構があるのでそれを解除すると上方向に引き抜けます。
最後に8本のボルトを外してユニットを取り外します。
これでフューエルポンプユニットが取り外せました。
豆知識ですが、ガソリンは一目で分かるようにオレンジや赤っぽい色がついています。
これがフューエルポンプユニットで、右下の黒い大きなフロートが浮かぶ角度で燃料の量を検出しています。
ということで次回はこのユニットをさらに分解して交換が必要なパーツを替えていきます。
それでは素敵なカーライフを♪