こんにちは、春日部で車検やカー用品販売を行っているカーティスト代表の筒井です。
さて今回はミラのタイミングベルト交換の続きとなります。
ウォーターポンプの交換時に面白いものを見つけたのでそちらも併せてご紹介いたします。
前回各種部品を取り外したので補器ベルトへのアクセスが容易になりました。
それでは早速コンプレッサーとオルタネーターのベルトを取り外します。
先ほどの画像の中心部分に当たるプーリーも外します。
左側に見えるオルタネーターはお客様が以前ご自分で交換されたとのことでピカピカです。
タイベルカバーを外すと回転軸のゴムの劣化が分かりやすいですね。
ということで、ご存知の方も多いと思いますが、プーリ―がついていた中心部分の部品はウォーターポンプになっています。
車種によって位置が微妙に変わったりしますが、たいていこのような構造になっていることが多いです。
タイミングベルトを交換する際はカムプーリー側の合いマークとクランクプーリー側の合いマークの両方が合っている状態にします。
念のため赤いマーキングを付けましたが、その上の方にある小さいへこみがその印です。
クランクプーリー側の画像は撮影し忘れましたが、両方の合いマークを合わせたらテンショナーベアリングのボルトを緩めてタイミングベルトを取り外します。
最後に冷却水は抜いてウォーターポンプを取り外します。
ウォーターポンプ付近にも冷却水がたまっているので取り外すときに流れ出た冷却水が余計なところに行かないようにすぐ下にダンボールなどで受けを作って防ぎます。
こちらが今回交換する部品になります。
ベアリングはNTN、ウォーターポンプはアイシン、タイミングベルトは三ツ星、補器ベルトはTACTIです。
一応外したウォーターポンプと新しいウォーターポンプを比較してみます。
ここで冒頭にお話しした「面白いもの」を発見したのですがお分かりになりますか？
それでは分かりやすいようにアップにしてみます。
こちらが取り外したウォーターポンプになります。
純正品の証であるダイハツのマークがしっかり刻印されていますね。
こちらがこれから取り付ける新しいウォーターポンプになります。
先ほどと同じ位置に製造メーカーであるAISINのシールがしっかり貼り付けて・・・あれ？その下に削ったような跡が！？
ちなみにウォーターポンプなどの細かいパーツは各自動車メーカーが製造しているわけではなく、基本的には他の製造メーカーが製造していることがほとんどです。
おそらくダイハツ純正ウォーターポンプはアイシン精機が製造しダイハツに納めて流通するルートになるのだと思いますが、アイシン精機が直接販売するルートもあり、その場合は当然ダイハツのロゴを刻印してはいけません。
今回のウォーターポンプは当初はダイハツ納品用として製造しましたが、納品数の変更や色々な事情によりアイシン精機直販ルートに変更になったためロゴを削ったうえでAISINのシールを張ったのではないかと思われます。
別に気にしなければどうということでもないですが、こうやってバックグラウンドで何が起きたかを想像するだけで楽しめたりもしますｗ
ということで、次回は各部品を取り付けて作業完了までをお送りいたします！
それでは素敵なカーライフを♪
